登記、リクルート、国内で販売開始

登記のため、そして更に調査を進めるための首都プノンペンでの生活は、楽しいことだけではありませんでした。世界中どこでも大都市ほど治安が悪いと言いますが、カンボジアも例外ではありません。

貧富の差が激しく、何千万円もする高級車が走っている横で、裸足でゴミ拾いをするストリートチルドレン。そんな彼らを虫けらのように扱う人たち。そんな光景を見るたびに、「当事者であるカンボジア人がこの問題を何も考えてないのに、私に一体何ができるのだろうか。」と自信を失う毎日。

治安の悪い街独特のオーラを出すプノンペンでは、夜8時には大通り以外人通りが少なく、バイクでの帰り道に不審者に追いかけられることも。夜中、偶然目が覚めてキッチンで水を飲んでいると、自分が起きているにも関わらずベランダから泥棒に進入され、ちょうどベランダのすぐ近くで寝ていた友人の子は目が覚めると知らない男が横にたっていた、なんていう怖い事件も起きました。

次にスタッフ探し。村までリクルートに行くと、人身売買の仲介人だと言われ信用してもらえず、やむを得ず親子で工房参観してもらい、最終的に3名の若いカンボジア人に働いてもらうことになりました。

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最終的に4名になった、クルクメールメンバー。タイ産、ベトナム産が「カンボジアのお土産」として売られている現状をなんとかするべく、新しい、カンボジア産のおしゃれで洗練されたギフトになることを目標に、2009年10月、ついに発売を開始。

クル・クメールプロジェクトの挑戦が始まったのです。